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アウトレット品って
先日靴の修理を出しました。数日後アウトレット品のため修理できませんという返事でした。
この靴は某有名メーカの靴でアウトレット店で購入したものなのですが、店員によると、アウトレットには正規品に傷がつきアウトレット行きになったものとアウトレット用に作ったものがあるようです。
ここで質問なのですが、わざわざアウトレット用に作る意味、メリットって何なんですかね?
手軽に商品を利用して良さをしってもらいファンを作りたいとかそういうことでしょうか?
ご教授ください。
私の知る範囲でアウトレット用に商品を作る意味・メリットを
靴の事例を2つ、アパレル一般の事例を1つ紹介したいと思います。
(1)【廃棄していた革の有効活用】
正規品の靴の皮の多くは、牛などの革の背中から脇まで、特になるべくお尻に近い部分の革を使用するそうです。
こちらの部位の革は、張りがあって、シワが少ない良い部分とされています。
そして、「それ以外の部分の革」は、製品使用するにはシワが多く適さない革だそうです。
「それ以外の部分の革」は、これまで工場で廃棄処分されることが多かったのですが、アウトレット(日本語で“はけ口”の意)という文字通りはけ口としての小売業態が出来たことで、正規品として正規販売店には並べるには憚られていた「それ以外の部分の革」を使って靴を格安で作り、アウトレット店専用として売るということが可能となったそうです。
多少細かいシワがあることもあるそうですが、それでもプロの職人によって作られた靴ですので、製品としてのクオリティは担保されていますが、正規販売店に他の「上質な革」を使った製品と並べて廉価で売ることは、正規品のブランド価値を損ねる可能性もあったのでこれまではできませんでした。それが、アウトレットができたことにより、それまで廃棄されていた部分の革を使った商品を作ることで、格安で販売できるようになったということです。
(2)【廃棄していた試作品の有効活用】
靴は、正規品を作る前に、「試作品」(プロトタイプないしコンセプトモデル)を作ります。
試作品の中には、最終的にゴーサインが出て市場に出回るモデルと、市場に出回らずに試作で終わってしまうモデルがあります。
後者の試作モデルは、アウトレットが出来る以前はただ廃棄されるだけでした。最近は、試作品もアウトレット店で販売することで、廃棄処分せずに商品として販売処分するということがあるそうです。メーカー側は、廃棄せずに試作品を売上に還元できるメリットがあり、消費者は一般流通していない(同じものをはいている人がいない)一点モノという希少品を買うことができるメリットがあるようです。
※おそらく、修理が難しいというのは、上記(2)のケースが多いのではないかと思います。 しかし、販売した以上、修理・アフターサービスまで責任を持つのが、 自社商品を買って頂くお客様に対してあるべき姿勢だと私は思います。
(3)【正規店で販売されていたクオリティの高い人気商品のアウトレット定番化による効果】
補足としてさらに別のケースを紹介します。
いわゆる「目玉商品」というものです。
正規店で販売する商品は、シーズンのサイクルが早く、アパレルの場合通常1ヶ月で商品が入れ替えとなります。ところが、正規店でヒットした商品は、まだ買ってない人にはこれからも指示される可能性があります。そこで、正規店で人気商品だったアイテムを安価でアウトレット用定番商品として(その商品単独での利幅は小さくても)、正規店での販売期間終了後も生産・販売を続けるケースがあります。このような場合は、当該商品が店の全体的なクオリティを押し上げる効果があり、また他の商品と「抱き合わせ」で買ってもらうことで(クロスセル)店全体の収益を向上させる狙いがあります。
長くなってしまいましが、お役に立てれば幸いです。